1月4日(月曜)新年の挨拶を行いました

区役所にて、令和3年の仕事始めにあたり、新年の挨拶を行いました。


御来庁の区民の皆さん、そして職員の皆さん、明けましておめでとうございます。

この年末年始は、東京らしい冬晴れの青空が目に眩しい日が続きましたが、例年とは違って、新型コロナウイルス感染症への対応に追われる日々となりました。
第三波が拡大の一途を辿るなか、保健所、福祉の相談窓口、清掃事務所をはじめ、多くの職員の皆さんには、現場の最前線で、年末年始を返上して頑張って頂きました。練馬区医師会や医療機関の方々には、PCR検査センターの運営や医療体制の確保など、多大な御協力を頂きました。そしてまた、社会活動を支えるために欠かせない仕事を続けた区民の皆さんも大勢いらっしゃいます。
先ずはこうした皆さんの御苦労に、心から敬意を表し感謝を申し上げたいと思います。

今、日本は戦後最大の危機に直面しています。これは新型コロナウイルス感染症だけが原因ではありません。コロナは日本の弱点を浮き彫りにしたと思います。
日本の国家財政は、直面する課題の解決に迫られて、永年の間、国債に依存するようになりました。国債の残高はGDPの約二倍に達しており、今回のコロナ対策で更に悪化しています。日本の未来が心配でならないのは、私だけではないと思っています。
私たちの先輩は違いました。明治の昔は、将来のために現在を我慢して歯を食いしばって頑張る、臥薪嘗胆の精神で、アジアで唯一欧米に追い付き、近代国家の建設を成し遂げました。第二次世界大戦後は、焼け跡の中、裸一貫で立ち上がって必死に働き、現在の豊かな生活につながる成長を実現したわけであります。国民一人一人が自立して、自分の力で、明日の生活を豊かにしようという気概を持ち続けたからこそ、為し得たのだと思っています。

私は永い間行政に従事し、地方自治に携わってきました。様々な行政を経験しましたが、口幅ったい言い方ながら、一貫して常に歴史の最前線に立っているつもりで、仕事に向き合ってきました。区長に就任してからも同じです。その場しのぎで無く、目先目先では無くて、常に区民全体の利益を念頭に置きながら仕事をしてきたつもりであります。
みどりの風吹くまちビジョン、「参加から協働へ」の区政、これらは勿論でありますが、現在のコロナ対策についても、同じ気持ちで取り組んできました。感染拡大防止と医療提供体制の充実、区民や事業者への支援、社会インフラの維持など、様々な分野で最大限の努力を続けてきました。診療所でのPCR検査体制の構築、患者を受け入れている医療機関の支援、医療・介護・保育等従事者への支援、高齢者施設に対する新規入所者のPCR検査助成や感染予防アドバイザーの派遣、更にひとり親家庭の援助など、他自治体に先駆けて、区独自の様々な対策を進めてきました。

私は微力ながら、公務員として、今この時点にあって職員の皆さんと一緒に新しい歴史を創りたい。そう念願しています。これは、言うは易くして行うは極めて難しい事であります。私にしても皆さんにしても、積極果敢に仕事をすれば必ず批判もされるし、また敵も出来ると思います。しかし、かと言って、何もしなければ平穏無事に済みますが、それでは公務員となった甲斐がないと私は思っています。
皆さんには、引き続き私と共に前に進んで頂きたい。これまで7年近く、皆さんと一緒に仕事をしてきて、大分変わってきたと嬉しく、また心強く思っています。
これからの一年、皆さんと力を合わせて、区民の皆さんとともに、このコロナ禍を乗り越え、一歩一歩前に進む年にしたいと念願しています。私が先頭に立って頑張ります。職員の皆さんも、それぞれの持ち場で全力を尽くして頂きたい。心からお願いして私の挨拶といたします。どうか今年も宜しくお願いします。